今日も今日とて、お狂です。
犬さんも猫さんもいろいろな病気があります。予防できる病気は積極的に予防しておく。これは飼い主としての義務でしょう。人間の子供も、定められた予防接種を受けますが、第一に自分のため、第二に社会のためです。自分以外の人間に感染させてしまうことを考えることも必要なのですが、これが犬猫さんとなると、そこまで考えることはないですね。
しかし、飼っている自分の犬猫、鳥、鼠などが感染源であるとなったなら、これはどうなるか。多くの場合、いのちを絶つこととなるでしょう。他のいのち、人も動物も含めてですが、を脅かさないためにです。
私の行っている教会には附属幼稚園があるのですが、そこの教頭先生と懇意にさせていただいています。この間、お話ししていたのは、キリスト教保育の幼稚園ですから、当然、冬休み前のクリスマス前に、聖劇(イエス様のお生まれになった顛末を劇にしています)を発表するわけです。おそらくどこの幼稚園でも、その発表当日より前に、衣装をつけて写真を撮ると思うのですね。
ところが、発熱した園児さんを登園させて、写真を撮ったら、早退させますからというご父兄様がいらっしゃるとのこと。お気持ちはわかります。自分の子供だけ、アルバムに載っていなかったりするわけですから。ところが、私の友人は、頑として譲らないと。 「もし、その熱が他の子供にうつったならば、あの子のせいで熱が出たということを言われて、園児も父兄も傷ついたりしますから」
病気の子供のご父兄は、自分の子供が写真に写っていないとかわいそうだと思う。他の子供のことはもちろん考えていません。感染症というのは、他の人のことを考えなければいけない病気なのですが、そこまでは誰もが考えません。今年は、風邪をひいた人はマスクをするようにという啓発ポスターを見ましたが、ひいている人のマナーというのも必要なんですね。
で、話は動物ですが。もっと動物の治療が進んでくると、このあたりは動物病院でもうるさく言われるようになるでしょう。また、私は犬さんも家の中で飼ってくださいとお勧めしています。その理由の一つには、暑いときも寒いときも同じ場所につながれていて、それで犬さんは幸せでしょうかということ。他には、家の中で一緒にいる時間を長くもつと、犬さんは賢いので、人のいうことを理解するのが進むということ。しつけはそれなりに必要ですが、「待て」だの「おすわり」だの居丈高に言わなくても、「ちょっとそっちによって」「ちょっと待っててよね」という普通の話し方でよくなってくると。
しかしですね、そうなると飼い主はもっともっと動物と人間の共通感染症について、病識が必要になってくるでしょう。そういうことはないでしょうけど、「あの家からブルセラ症が出た」となったら、ご近所はおつきあいをしてくれなくなるかもしれません。人のインフルエンザで毎年冬には大騒ぎしていますが、動物と一緒に暮らす人口が増えてくると、それどころでないかもしれません。
いつも思うのですが、動物を飼うことには大きなプラス面がありますが、マイナス面を教えてくれる人はあまりいません。ペットショップで教えてくれたなら、「わあ、かわいい」で飼おうと思っているお客は、買わないでしょうね。フェレットなど、大変な動物なんですけどね。次から次へと病気になったという飼い主様を知っておりますが、調べてみると、本に書いてあるかかりやすい病気に一通りかかっているだけのことでして。
そういうことを知って、飼っている飼い主様というのは、本当にその動物が好きなんですね。ゴールデンなど、腫瘍体質だといわれておりますが、腫瘍ができたというお話はよく聞きますよ。それを知って飼っていらっしゃる方も多いと。それだけゴールデンという犬種に魅力を感じていらっしゃる飼い主様も多いとお聞きします。
こよなく愛する。 「病気になりやすい? わかっていますよ。なったって、最期まで面倒みますよ。当たり前じゃないですか。私はこの種類が好きなんですよ」と言い切ってくださる方ばかりだとどのくらい嬉しいか。
マイナス面を知って、なおかつ、新しい情報、感染症の動向などについて、いつも仕入れる努力をする。これが飼い主の鑑というものですよなあ。私ですか? 鑑でありたいと思いつつ、髪にしかなっていませんね。私も頑張っていきます。
この子たちも、飼い主の鑑というような、新しい家族とともに、生活できますように。本当の家族が、どこかで待っていてくれるはずです。どうぞ、早く、見つけてあげてください。
アクアちゃん、さっちゃんの里親様を募集しています。大阪在住。 お問い合わせは、ドッグサルベーションまでお願いします。一時預かり様はたんたん様ご一家で、ブログで様子がわかります。
神奈川からは、生後三ヶ月の二匹の牡猫さんです。 にくきうさんのブログより募集となっております。 「ねりま猫」は東京で募集しています。
どの子も新しい年と新しいお家で、しあわせに暖かく迎えられますように。
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2007.12.23(Sun)23:59 |
日記
| コメント : 10 | トラックバック : 0
動物と一緒に住むということは
その動物の死を看取るという事につながると思っています。
そしてその間の共に過ごす時間をどうしたら一番最良な時間に出来るのか。
まだまだ我が家の猫にとって、最良な空間ではないかもしれません。
猫がいるから良い空間になっていることは確かですが。。。(^-^;
わたくし事で恐縮ですが、本日たびのウンコロから寄生虫を発見してしまいました。
先々週に検便して異常なしと言われたばかりで安心していたのですが、
油断なりませんね。まめに掃除する私ではありませんが、一応の事はしていると思っておったのですが。。。たびが体を張って掃除しろと訴えているように思えてなりません(-_-;)
2007.12.24(Mon)02:42 | 順梟 #- | URL [ 編集 ]
犬にも感情はある。犬嫌いの私が大の犬好きになったんですから。
私は猫と話せると豪語して「不思議ちゃん」イメージでしたが、犬とはもっと言葉が通じるという楽しみが出来て。
目を見て話を聞いてくれて。言うことを聞いてくれて。
主人がナツを飼う前に犬とはネコよりもっと会話が成立すると話してくれましたが、本当でした。
偶然ですが、今日のドッグフェスティバルで老犬ホームというパンフレットを見て、主人が怒ってました。
里親探し代理事業もしているのですが、老犬ホームは小型犬が600000万円~。
施設的には立派な老人ホームのようですよ。
「結局老後の責任がもてない人間がいるということなんだろ」と怒ってまして。
でも、その事業が成立するという事はそうゆう人が多いということなんでしょうね。
私もナツが老犬になっても幸せだったって思ってもらえるように頑張りたいです。
2007.12.24(Mon)02:43 | ナツママ #- | URL [ 編集 ]
お狂さん おはよ~ございます^^
本日出かけるので夜にゆっくりお邪魔しま~す♪
メリークリスマス。:*:・(*´ω`pq゛
2007.12.24(Mon)08:55 | とら。主 #- | URL [ 編集 ]
確かにそうですよね
可愛いからってだけの理由で暮らすのを全否定はしませんが
可愛いと思うのなら最低限の知識は
頭に入れておかないと自分も後々後悔することもあれば
人様に迷惑がかかる場合も
日々勉強です、子育てと似てますと言ったら怒られるかな??
2007.12.24(Mon)11:03 | はる吉 #- | URL [ 編集 ]
たびさん、パラサイトされたのですか?
一口に寄生虫といいますが、これが結構種類がありますよ。
おなじみの回虫なんかは一回で駆除できますが、
コクシジウムなどはやっかいと言われておりますね。
しかも、熱湯消毒が必要な虫さんです。
他にも鉤虫、瓜実条虫などいろいろありますね。
これは土のあるところは簡単に感染源となりますし、
また玄関なんかについてきたり、もちろん服についてきたりと
ものによったら、よくいらっしゃいました、みたいに
すごいなあと思うような感染ルートがありますよ。
ですから、最悪は土の入れ替えまで必要になるものが
ありますので、
掃除が関係ないやつもありますよ。
って、何の慰めにもなってないですけれども。
2007.12.25(Tue)00:14 | お狂 #- | URL [ 編集 ]
え、犬の老後は人の老後よりも高い!!
う~ん、これは困りました。
お年を召された方には、動物愛護団体は後見人を
お願いすることがありますが、
ペットショップはそんなことしませんからね。
このあたりをきちんとしないと、
行政もこれから一人暮らしのお年寄りが多くなってきますから、
問題化すると思うんですけどね。
2007.12.25(Tue)00:16 | お狂 #- | URL [ 編集 ]
ここのところずっとお掃除でしたもんね。
ゆっくり遊んできてください。
って、勝手に有閑マダムしてくると思い込んでいる。
2007.12.25(Tue)00:17 | お狂 #- | URL [ 編集 ]
いえいえ、私は子育てと同じだといつも申しておりますよ。
犬さん、猫さんは二歳児を育てるのと同じだと。
自分で御飯は食べるけれども、用意はしてあげないといけない。
自分で排泄はするけれども、その後片付けはしてあげないといけない。
ですから、気楽に動物を飼うと、無責任さを暴露することにも
なりますからね。
モンスターペアレントが多いこの頃ですから。
2007.12.25(Tue)00:18 | お狂 #- | URL [ 編集 ]
どもですぅ お蔭様できなこの膝はだいぶよくなりました。
きなこを飼ってからフレブルの本を手当たりしだい読んで
非常に体が弱い動物だと知りました。
でもそれで後悔はしなかったですね。
情報をもっていたぶん今回の怪我もすぐに気づけたんだと思うし。
きっと子供のほうがもっと大変だろうし♪
生き物は必ず死があるし、病気もするものです。
それすら受け付けられない人なら動物を飼うのは確かに反対ですね。
とりあえず私は二匹の健康管理を仕事と思ってがんばりますっ
2007.12.26(Wed)12:32 | みぃたろう #- | URL [ 編集 ]
ぱちぱち、飼い主の鑑ですね。
そうそう、愛情があれば、相手のことをもっと知りたいと思う。
理解しようと思う。
ですから、知識を求めるのも旺盛になりますよね。
知識に振り回されるのも困りますが、
柔軟に対処していく。
常に、新しい知識へとコンバートしていくということでしょうかねえ。
終わりはありません。
きなこちゃん、お大事に。
そして、新しいいのちもしっかり守って育ててください。
待ってますよ。
2007.12.26(Wed)17:58 | お狂 #- | URL [ 編集 ]
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Author:お狂
社会人から大学院生となった娘ぶんちゃん(猫担当)と大学を卒業した息子ダイナ君(爬虫類、特に亀と恐竜担当)の母親(犬担当)。 先天性代謝異常メチルマロン酸血症のダイナ君と過ごすうえでの出来事、社会に対して思うことなど、動物愛護とは関係ない日もしばしば。 画像提供:ぱたぱたアニメ館(http//www.pata2.jp/index.html)
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