動物と暮らす日々を、動物愛護の観点から綴っていきます。

by AlphaWolfy
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 今日も今日とて、お狂です。

 本日は昨日の続きなのですが、関係ないところから入っていきます。

 ぶんちゃんが私のために借りてきてくれた本の第二段なのですが、それはその昔、輸血拒否をしたエホバの証人のお話です。この宗教団体は「ものみの塔」です。著者がこの団体の中に入って、どうしてわが子の輸血を拒否して子供を天に返してしまったか、その事件の根源をさぐるというお話なんですね。

 私、クリスチャンですので、ここではっきり言っておきますが、この「エホバの証人」と言われている方々はご本人たちはキリスト教徒と名乗っていらっしゃいますが、キリスト教会では異端と言っております。何が異端で何が異端でないか。どなたにもわかりやすく申し上げるなら、まず聖書以外の教典を使っていると異端です。「エホバ」の方々は独自の聖書をお持ちです。そして、人を神とあがめる。これはおかしいので、韓国の文鮮明氏率いる「統一教会」これも異端とされておりますね。他に「モルモン教」も異端とされております。

 それはいいとしてですね、「エホバ」の方々は伺ってはおりましたが、非常に真面目です。教えられたことを忠実に実行されます。それで輸血拒否となるのですが、実にりっぱな理論武装をしています。だいたい、そこらのクリスチャンでは、おそらく牧師クラスの方々でも、論破されることは間違いないです。それくらい、学びをなさっておられますし、それが子供の頃からそうなんですから(親が信者だった場合ですね)。

 この本を読んでいて思うのは、「これは輸血を拒否しても仕方ないよな」という雰囲気ですね。なぜなら、彼らは聖書の言葉を忠実に守ります。そして、次の世界、つまりは天国ですね。それを堅く信じておりますので、この世で栄えても、そんなものは無意味。聖書の掟を破って、天国に入れなくなることの方が大変となるわけですね。

 で、私は読んでいて、実にりっぱな方々だと思いましたよ。確かに天国で会えるという核心があれば、どうせこの世での生は長かれ短かれ、仮の生。輸血して天国に入れなくなることの方が問題だと思いますよねえ。理論上はですけどね。

 私、お気楽クリスチャンでよかったと思いましたよ。なぜなら、「神様はどんなことがあってもあなたを捨てない」とおっしゃってくださっているので、罪を犯しても自分からはなれていかない限り、神様は受け入れてくださるという信仰だからですね。聖人君主でなければ救われないのならば、クリスチャンでいられないのならば、私、クリスチャンになった次の日にやめてますよ。

 確かに、天国で生活する時間の方がこの世でいる時間より長いに違いない。しかし、です。では、それでは神様は何のためにこの世に私たちを送りだして下っているのか。人間は全知全能ではないのです。ということは、間違うことがある。エホバの方々がおっしゃるような罪を重ねていくのです。子供を助けたいと思い、輸血をお願いしますという親の気持ちを許してくださらないような神様なら、間違いの多い私など、天国に行く一段目の階段に足をかけた途端に、跳ね除けられるでしょう。

 それで、何が動物虐待のアートと繋がっていくかといいますと。人間というのは、間違うものですが、自分の信念というものを確固として持っている人々は、自分が間違っていると疑うことはない。この犬さんを虐待したアーティストは、その国の動物事情をわかってほしいと思われたのでしょう。

 しかし、この世で生きているのは、その人だけではない。他のいのちを犠牲にしてその信念を貫くだけの傲慢を許していいのかという話ですね。人間は信念や理念を持って、それが悪いことではないでしょう。その強い思いがいろいろな閉塞を打ち破ってきたのでしょう。しかし、他のいのちを犠牲にしてまで、その信念は貫かねばならないものなのか。

 人は生きていくために、他人を傷つけることがあります。自分のやりたいことをするために、多くの人を傷つけることがあるでしょう。それとて、ほめられたことではないかもしれませんが、人の価値観や、ものの考え方が違う場合には、いたしかたない場合があります。人は人を傷つけながら、生きていくのかもしれません。しかし、それでも、自分のやりたいことをするために、他のいのちを奪っていいわけがない。それがまさしく傲慢だというのです。

 私も傲慢な人間ですが、動物愛護を考えるときには、何度も記事にしてきました。謙虚でなければ、間違った道に踏み入ってしまうと。そこには理想もある。いのちを救うという思いもある。しかし、それでも、何をしてもいいわけではありません。「広島ドッグパーク」の問題でいやというほど思い知らされたことです。謙虚に人の意見を聞きながら、救わなければならないいのちに一番よいことを考える。支援してくださった方々の思いを大切に受け止めながら、無駄のない活動をする。

 アートもりっぱな行為でしょう。動物愛護活動もりっぱな行為です。しかし、そのりっぱな行為に手を染めているからと言って、何をしてもよいわけではない。第一義のことができるなら(アートなら、自分の信念を伝える。動物愛護活動なら、動物のいのちを救う)、方法は何でもよいわけではない。そこを決して忘れてはならないのだなと、改め思ったことでした。

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2008.02.23(Sat)02:42 |  日記  | コメント : 10 | トラックバック : 0
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プロフィール

お狂

Author:お狂
社会人から大学院生となった娘ぶんちゃん(猫担当)と大学を卒業した息子ダイナ君(爬虫類、特に亀と恐竜担当)の母親(犬担当)。
先天性代謝異常メチルマロン酸血症のダイナ君と過ごすうえでの出来事、社会に対して思うことなど、動物愛護とは関係ない日もしばしば。
画像提供:ぱたぱたアニメ館(http//www.pata2.jp/index.html)

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練馬区で新しい家族を待っている猫さんがいます。詳しくは記事より。
近況コメント (8/16up) Finetoday
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