動物と暮らす日々を、動物愛護の観点から綴っていきます。

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 今日も今日とて、お狂です。

 うちの家ではよく見られる風景ですが、動物を大切にされていらっしゃる方のお家でもよく見られる風景だと思います。虫などが家の中に入ってきたら、捕まえて、家の外に放す。

 ぶんちゃんは蛾が嫌いなので、入ってくると「ぎゃー、ぎゃー」とうるさいのです。それで、ダイナ君がティッシュを取って、蛾をふんわりとくるんで、玄関から外に出しています。犬や猫が虫を見ると、捕まえにかかるので、なるべく早くこの動作を行なうように、皆心がけております。

 私は本好きな子供でした。体が弱かったですからね。小学生の頃は、好んで伝記を読んでおりましたね。いつか私もりっぱな人になりたい、と野心に燃えていたのでしょう。その中にシュバイッツアー博士の伝記がありました。一冊まるまるというものではなかったので、ハイライトだけちょこっと書いておりましたね。いろいろなエピソードが載っていたわけではないので、どこぞで借りてきて、またちょっと読まねばならんな。

 私の心に残っているエピソードが二つあります。

 アフリカの病院施設を作った博士、そこで友人とお茶を飲んでいると、一匹の虫が部屋に入ってきた。それをコップで捕まえて、窓際へ行き、外に放してあげた。

 これを読んだので、私は虫を殺さずに捕まえて、放してやるという行為をするようになったのです。こういう話をしますと、「じゃあおまえは蚊は殺さないのか、ごきぶりは?」と尋ねる方がいるのですよね。殺します。この矛盾には、どうやって答えていいのかわかりません。害があれば、殺していいのか。となると、里に下りてきた熊さんやお猿さんも殺されてしまう。しかし、伝染病を媒体する虫は多くいる。博士、私がどう答えたらいいのかお教えください。

 ともあれ、この博士の友人はこう書いてあったように思います。「そこは生を受けているものにとって、楽園であった」すいません、これを書くにあたり、きちんとした言葉を捜したのですが、見つからなくて、私の記憶ですので、「命のある生き物すべてが、その尊厳を守られていた」なのかもわかりません。ご存知の方はここを読んで笑っていらっしゃるのだろうな。お教えください。早く、本を借りてくるか、買ってくるかしよう。

 これを書くにあたり、調べていくうちに、知りませんでした。博士の子供の頃の体験が根本となって、生き物を大切にするようになったようです。

 ある日のこと、博士は鳥さんを石を投げて殺そうとしたそうです。石を投げようとしたそのとき、教会の鐘がなった。ご存知でしょうが、シュバイッツアー博士のお父様は牧師ですね。ご自身もパイプオルガニストであり、神学者です。博士はそのとき、「殺してはならない」という神の声だと思ったというのです。ご存知、モーセを通じてユダヤ人に与えられた「十戒」の中に書かれてあります。これは動物をとは言われておりません。あくまで殺人してはならないのですが、博士はそれ以来、動物の命を大切に思われたのでしょう。

 そして、私が覚えているもう一つのエピソードです。博士が子供の頃、友達と取っ組み合いの喧嘩をしました。勝った博士に友達は言ったそうです。

「おまえみたいに毎日肉入りのスープを食べていれば、俺が勝ったんだ」

 それ以来、博士は肉入りスープを食べなかったということです。

 日本人もアメリカ人もそうだと思いますが、上を目指すことを良しとする国民だなと思います。その場合、上とは何か。生活の向上です。車がなければ、車をもてるようになりたい。家がなければ家が買えるように。よりよい生活を望む。つまりは欲望の充実ですね。そうやって、経済は発展してきたのでしょう。

 しかし、持っている人間が持っていない人間と同じように生活する。これをもって偽善的ということもできますが、よい生活をしてきた人間が、便利を捨て、物を捨てる。私にはできませんね。

 私が世帯主に感謝していることが一つだけあります。ダイナ君が小学校に入るときです。病気の子供に理解のある小学校が市役所の裏にあるのです。しかし、その昔、私が子供の頃ですね。その小学校は「○○市の学習院」と言われていたのです。今でも県で一番地価が高い。私の住んでいる辺りは「○○市の田園調布」と言われています。

 しかし、ダイナ君のために引越しをしたい。家賃が高い。頭を悩ましていましたが、世帯主の両親が「援助してやってもいい」と言ってくれました。私は「お願いしたらいいじゃん」と言ったのです。すると世帯主がどう言ったと思いますか?

「おまえは、分相応という言葉を知っているか?」

 私は分不相応な生活を求めていました。よい暮らしがしたかったわけではありません。しかし、自分の生活というのを考えてみたときに、乗る車も、身につける物も、生活様式も上を求めていたら、何かが破綻してしまう。かように、上ばかり見たがるのが人間です(あ、私だけでしょうか)。それを知ると、下を見て、下に合わせようという気持ちを持つことがどのくらい大変であるかは、想像に難くありません。

 アフリカの人々は博士に感謝しているでしょう。病気の研究を一歩進めてくれたために、人類は博士に感謝しているでしょう。そして私は、うちの家に「虫も命を持っている」ということを根付かせてくれたために、博士に感謝しています。

 上を見るでもなく、下を見るでもなく、横を見たら皆そこにいた。そういう世の中が来るとも思えませんが、上ばかり見ていたら、動物愛護も社会福祉も障害者支援も高齢者介護もできるわけがありません。優しい気持ちを持った人々の活動が、十分に報われていきますように。
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2006.11.29(Wed)18:15 |  日記  | コメント : 6 | トラックバック : 0

私の息子も虫を殺せない子でした。
野球の試合中に守備についてる息子がしゃがんで何かしてる。。。?!と思ったら、弱って落ちてる虫が踏みつけられないようにそっと避けてやっていたのです。(でも、ゴキブリには弱く叫びます。。)
私は以前は人並みに毛皮のコ-トが欲しいと思ったこともありましたが、今は生きていた動物の皮を剥がしたものだと考えるようになりました。
でも、お肉も魚も食べてるのですよね。。。。なにも殺さずに生きていくことは本当に難しいことなのですねぇ。。。
お狂さんのご主人、なかなか言えないことをおっしゃいますね。すごいです!


2006.11.29(Wed)20:29 | ねこつかい #- | URL [ 編集 ]
ねこつかいさま
そうか、息子さん、試合だというのにそんなことを。
優しいお気持ちをきちんと育んでいってあげるのも、
また親のつとめであるかもしれません。
私だったら、「馬鹿者!!そんなことして、皆に迷惑かけて、どうするんだ!」と言ったかも。
時々、神様はどうしてこんな風に生き物を作られたのかと、うらめしく思うときもありますねえ。
食物連鎖の世界ですから、当然なのですが。

2006.11.29(Wed)20:52 | お狂 #- | URL [ 編集 ]
私も小学生ぐらいのときに
クモを殺そうとしたら母親に怒られた
記憶があります。それから虫をむやみやたらに
殺さなくなりました。でもヤモリを持って帰ったら
母が悲鳴をあげました。
捕獲は駄目らしいです・・・
どんなに小さな生き物でもちゃんと
命があるんだって忘れちゃだめですね。
へいすけがセミを殺さず転がすだけのところをみると
あの子はちゃんとセミにも命があると
わかってるんだと思います♪

2006.11.30(Thu)13:02 | みぃたろう #- | URL [ 編集 ]
みぃたろうさま
へいちゃん、猫さんといえども、
きちんとしているんですね。
私も子供二人は蛇が平気なのですが、
二人が蛇の死骸を持って帰ってきて、
私が真っ青になって声をあげて逃げ回っていたら、
家の前を通りかかったおばさんが、
「ちょっとだめですよ。おかあさん、いじめたら」
と言ってくださって、子供二人は庭に埋めていました。
それ以来、子供二人は
「母親は蛇に弱い」と悟ったはいいですが、
そうそう蛇さんはいないのでよかった。

2006.11.30(Thu)15:24 | お狂 #- | URL [ 編集 ]
無駄な殺生をしてはならない、と言うことだと思います。
ぜったいに殺さないと言うのは無理な話です。
ベジタリアンだとしても。
野菜を育てるためには付いた虫を農家の方が駆除(この言葉自体はあまり好きじゃありませんが)してくれています。
要は、いろんな命をいただいて私達は生きているんだ、自覚することじゃないでしょうか・・・。

2006.11.30(Thu)22:15 | 「はたらくネコ。」の同居人 #- | URL [ 編集 ]
「はたらくネコ。」の同居人さま
なるほど。
そういうことですか。
でも、ちょっとうしろめたい気持ちもしますね。
これはよくて、あれはだめという。
食物連鎖というのは、そういう意味では、
食べられる命を食べる命が受け継いでいく、
とも考えられるのかもしれませんなあ。
(皆さんのコメントで次第に悟っていくお狂であった)

2006.12.01(Fri)00:13 | お狂 #- | URL [ 編集 ]
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Author:お狂
社会人から大学院生となった娘ぶんちゃん(猫担当)と大学を卒業した息子ダイナ君(爬虫類、特に亀と恐竜担当)の母親(犬担当)。
先天性代謝異常メチルマロン酸血症のダイナ君と過ごすうえでの出来事、社会に対して思うことなど、動物愛護とは関係ない日もしばしば。
画像提供:ぱたぱたアニメ館(http//www.pata2.jp/index.html)

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  • 2006年11月29日 (水)
  • 18時15分54秒
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