動物と暮らす日々を、動物愛護の観点から綴っていきます。

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 今日も今日とて、お狂です。

 本日、昨日の続きのダイナ君の大学関連の記事を書こうと思っておりましたが、ここ数日、動物の家族のために心を砕いていらっしゃる方が何人かいらっしゃるので、動物愛護日記としてまあたまにはしたためてみようかと。

 皆様の中で、チャールトン・へストン主演の「十戒」をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。エジプトで奴隷にされていたユダヤ人を、モーセが神様の命により、エジプトから約束の地カナンにつれていくというお話ですね。最後にモーセはどうなったか、つまり映画の最後は覚えてらっしゃいますかな? 案外、忘れていらっしゃる方が多いのですが、モーセは約束の地カナンを目の前にして、天にあげられてしまうのですね。つまり、入れなかったと。

 ひどい話ですよ。「ユダヤ人をカナンの地につれかえれ」と言われて、文句たらたらいうユダヤ人を(「エジプトではお肉が毎日、食べられた」とか「水がない」とか)引き連れてきてですよ。映画にはなかったですけど、自分の兄姉から、「あんた、リーダーやめて、かわんなさいよ」とか言われたりしてですよ。そして、目の前にやっときて、ほっとしたと思ったモーセは神様に言ったんですね。

「神様、早く行きましょう」
「待て。おまえはもうここまででいい。後はヨシュアにやらせる」

 こんなひどい話はないですね。ですけど、このカナンの地には、先住民族がいたんですね。カナンの地に入って、新たに戦いが繰り広げられるわけです。数多の戦いです。モーセは120歳。リーダーとして先頭にたって、歩いて導いてきた人ですからね、足腰は丈夫だったでしょう。しかし、です。何十年という放浪の旅をして、まだ戦えたのか。戦えないと神様は思われたので、天に返されたんでしょう。

 で、何が言いたいというかといいますとね、動物と一緒に暮らしていますと、必ず別れがきます。動物は人間より短命ですから、多くの場合は飼い主より先に天に帰ります。これが逆だったら、悲惨ですよね。それはまた別の機会にお話するとしてです、別れがくることはわかっている。しかし、わかっているから平気でいられるかといえば、そんなことがあろうはずがない。

 ご自分の家族である動物さんと、つい最近、お別れなさった方がいらっしゃいます。また、ご自分の家族である動物さんが大変な只中にいらっしゃる方もいらっしゃいます。この方々にもし私が何か言葉をかけることができるとしたら、神様が天に返されたなら、それは、その動物さんに神様は「もうよい」と言われたということだということです。

「おまえのこの世での使命は終わったよ。苦しまないように、帰ってきなさい」

 そういわれたということです。ですから、どうかこの現実をしっかりと受け止めて、悲しむだけ悲しんで、泣けるだけ泣いてください。それはあなたの動物さんが、あなたに何かを託して訴えていったということですから。

 いのちは動物でなくても、人間だってそうです、いつかこの世での旅路を終えることとなります。そのときに、そのいのちがこの世でまだ生きているいのちに何を託していくのか。託す側も託された側も、生きている間中、それを背負うのです。重たくないはずがありません。天に帰るいのちは、その重さから解放された。託された側は、重くても背負っていかねばならない。ちょうどモーセが、せっかく奴隷から解放してあげたというのに、うだうだと文句を言われて、困ったように、困ることもあるでしょう。腹をたてることも、つらくて泣くこともあるでしょう。

 ですから、生きている動物の家族と一緒にいる時間は、大切になさって、多くの愛情をかけてあげてください。そのいのちから託されるものを余すことなくすべて受け取れるように。最期には、そのいのちが天に帰ったときに、あなたには後悔しかないかもしれない。あれもやってあげたかった、これもやってあげたかったと思うかもしれない。おそらくその後悔は忘れることはないでしょう。しかし、その後悔すら、動物さんがあなたに託していったものです。

 すべてのいのちに平安がありますように。たとえ今はつらくても、不安があったとしても。
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2008.10.03(Fri)10:59 |  日記  | コメント : 4 | トラックバック : 0

会話が出来なくてもどかしい分最期はもっと何か出来たかも知れないと辛い思いもこみ上げたりするでしょう。
飼う時から覚悟していても、実際にそうなった時は色々な思いがありますでしょうし。
でも、闘病から開放されて苦しみのない世界へ旅立ったと思えるまでは時間がかかるかもしれないです。
でもその悲しさは大事に思っていた気持ちです。
きっと天に帰った子に伝わると思います。


2008.10.03(Fri)13:38 | ナツママ #- | URL [ 編集 ]
報告にきました!
ポチが麻酔から覚めました!
ありがとうございます^^
またゆっくりお邪魔しますね!

2008.10.03(Fri)22:34 | とら。 #- | URL [ 編集 ]
ナツママさま
動物の場合、最期にずっしりと飼い主の肩にのしかかってくるのが、
「安楽死」の決定ですね。
こんなとき、動物さんが「私はもういいです。この痛みで苦しみたくありません」とでも言ってくれれば、
安楽死を選択した飼い主の気持ちはどのくらい楽でしょうか。
また、突然、動物さんの家族を亡くした場合、
心の準備が何もできなくて、何の言葉も交わさないまま、
一体どう思ったらいいのかということもあります。
ですが、私はおそらく、天に帰ってしまった子たちは
おっしゃるように皆わかっていたと思います。
また、納得してくれたのではないかなと思います。
これだけ苦しんでいる、悲しんでいる飼い主の気持ちを
わかってくれない動物さんたちであるはずがない。
たとえ言葉で確認できないとしても、
彼らは「先に行ってますね。待ってますから。
また会いましょう。お世話になりました」と
言ってくれたのではないか。
まあ、現在、私の家で、ここ数年以内に天に帰った動物がいないので
そう思えるだけかもしれません。

2008.10.04(Sat)15:30 | お狂 #- | URL [ 編集 ]
とら。主さま
主さん、よかった。
ぽちさん、皆の応援に答えてくれたんですね。
がんばれよ、ぽちさん。
そして、家に帰ってこい!!

2008.10.04(Sat)15:31 | お狂 #- | URL [ 編集 ]
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Author:お狂
社会人から大学院生となった娘ぶんちゃん(猫担当)と大学を卒業した息子ダイナ君(爬虫類、特に亀と恐竜担当)の母親(犬担当)。
先天性代謝異常メチルマロン酸血症のダイナ君と過ごすうえでの出来事、社会に対して思うことなど、動物愛護とは関係ない日もしばしば。
画像提供:ぱたぱたアニメ館(http//www.pata2.jp/index.html)

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  • 2008年10月03日 (金)
  • 10時59分25秒
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